わが国金融機関への期待 -ITリスク管理と事業継続の未来を拓く

昨今のBCPなどへの関心の高さに引きずられて、、という訳でもないが、単に表紙もかっこよく、どんなもんかなという程度で買ってみた。
内容としては非常に広く適切な粒の大きさで議論がされているように感じ、とてもよかった。
特に金融機関は機械産業でもあるので、10のバランスとして書かれていた箇所などは、メリハリがついたサービスレベルがあってもいいのではないかという論点に通じ、非常に示唆に富んでいると感じた。
また当たり前な前提だが、リスクとコストは背反するため、許容できるリスクレベルをどうコントロールするかがポイントになり、そこの許容度が狭すぎるあまり、一方でコスト見合いのパフォーマンスが出にくい状況に至っていることも述べられており、マスコミ等へのメッセージともなっている。
そのほかにもかなり幅広に語られており、広い人々に読まれてよいのではないかと感じた次第。

わが国金融機関への期待 -ITリスク管理と事業継続の未来を拓く-

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