インビクタス

【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信)|インビクタス/負けざる者たち
過剰な演出はなかったのに、最後の方はすごく熱くなるものを感じた。イーストウッド、またもすごいです。世の中に送り出してくれたことに感謝。
彼が映画の中でも訴えていたのは、「赦しが魂を解放する」ということ。こんなに答えが分かっていても実践するのが難しいことは少ない。
事実かは分からないが、キャプテンがマンデラ大統領が入っていた独房で物思いにふける、そしてその後にホテルで、、そこのシーンでも語られないが雄弁に語られるテーゼが、マンデラ大統領の力強さを後押しするようだった。
ワールドカップは95年。そしてこの後に動き出す、アパルトヘイト時代の清算を目指した「真実和解委員会」は98年に、本当に莫大な量の報告書を提出。およそ2年半の期間を経ての報告だったそうだから、ちょうど重なり合う時代だっただろう。和解といえば聞こえはいいが、そんな簡単なものでは当然なかったはずだ。
奇しくも、今年は「暴れ者がする紳士のスポーツ」と揶揄されていたサッカーのワールドカップ南アフリカで。虹の国、決して人ごとではなくて我々も目指すべき姿だろうね。

国家の仮面が剥がされるとき

国家の仮面が剥がされるとき

  • 作者: アレックスボレイン,Alexander Lionel Boraine,下村則夫
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  • 発売日: 2008/12/25
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映画中に出てくる、マンデラ大統領の読んでいた詩、インビクタス

INVICTUS - William Ernest Henley

Out of the night that covers me,
Black as the Pit from pole to pole,
I thank whatever gods may be
For my unconquerable soul.


In the fell clutch of circumstance
I have not winced nor cried aloud.
Under the bludgeonings of chance
My head is bloody, but unbowed.


Beyond this place of wrath and tears
Looms but the Horror of the shade,
And yet the menace of the years
Finds, and shall find, me unafraid.


It matters not how strait the gate,
How charged with punishments the scroll.
I am the master of my fate.
I am the captain of my soul.