不自然な金融取引 マネー・ローンダリング対策の舞台裏

前半はマネーロンダリングの概説と、アンチマネロンへの取り組みの話。後半はアンチマネロンのためのシステム(AML)構築に向けての話。かなり分かりやすいし、網羅的。この分野に興味のあるひとは直近の話はこれでよいのでは。
本書で言っているのはアンチマネロンが単に金融機関の課題というだけではなくて、一般人が巻き込まれる可能性が多いにあるよ、という話。世知辛いことだけど、アンテナはどんどん張り巡らせていく流れになっているので、意識しないところでアンテナに引っかかることは当然出てくるようになるだろう。
金融機関にとっては、FATFの相互審査での日本の結果もあり、やはりかなり大きな取り組みになりそう。ただ、収益に直接つながるものではないし、世の中の流れに合わせて基準も変わっていくので、そう言う意味ではお金の使い方が難しい話ですね。

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