日本銀行は信用できるか
この著者の本は他も読みやすいので読んでみたけど、やっぱり。特に今回は新書なこともあり、分かりやすさ倍増でございました。
今回は旬なネタというか、結果的に旬になったというかそういう感じですが、日銀の政策決定を時代とともに見てみるのは面白いですね。ある時期は上手くいったのに、それを放棄してしまうのはなぜかというところですね。
いまいまの状況に照らし合わせると緩和が必要なのは明らかですが、一方でやり方をよく考えないと、単純に日銀当預の残高が積み上がることにもなりかねず、そこがポイントですね。FRBはそう言う意味では本当に果断、といえるでしょう。これがどこまで評価が分かれるかは時代が判定することになるでしょうが、少なくとも現時点では、日銀のどっちつかずは、一番最悪なのは間違いなく、今後の動きには注目したいところです。
- 作者: 岩田規久男
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/08/19
- メディア: 新書
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