次世代文化フォーラム

ついにというか何というか、次世代文化フォーラムに行ってきました。色々と雑感を。
東大に何とか辿り着いたのはいいものの、お昼食べようと思ったら、食堂がどこか分からず…。うろうろ歩いてたら、ようやく発見。食堂の仕組み?も色々違うのですねぇ…。こっちは関西でいうと、関学っぽい食堂でした。
その後は時間も少し余ってたんで、大学を探検!なんか大学の中に、ローソンやらドトールやらがあります。理系っぽい白衣の方が、コーヒーをたしなまれてました。
で、やや早めに安田講堂に行くと、もう入れてもらえたので会場の中で待機。すごい雰囲気ある感じです。っていうかサンダルにジーンズとかで行った僕は明らかに空気が違う…(笑)スーツ姿とかやたらいるし…。
で、第一部で劇の映像を放映してて、次にアーサー・ミラー教授の講演。「Art&Science -Two Cultures or Two Sides 0f the Same Coin?」というお題でした。『アインシュタインピカソ』の話が基本だった感じですが、とても示唆に富んでいて、面白かったです。ただ、英語を全部聞き取れた感は無かったな…。語学力の問題ですが。。
アインシュタインと審美性、美しさの問題やら、ピカソ幾何学
に関する探求の話やら。symmetly=beautifulという件やら。ファインマンさんも美しさの話をしてたりとか。
カンディンスキーの抽象画にE=mcの2乗が与えた影響の件とか、キュビズムアメリカのステルスの件とか。マイクロソフトとITtと美学の件とか。
ちなみに印象に残った言葉としては、科学とデモクラシーに関する話とか、粒子か波かの論争の中でのボーアの相補性に関する話だとか、artとscienceの共通言語としての創造性の話とかは面白かった。行ってよかったなと素直に思えた。
休憩挟んで、小宮山宏@東大総長の話。学問を俯瞰するってすげぇ面白そうな話だった。でもどちらかというと、東大でするような話というよりは、全国の高校とかでやるべき?インターンなどもそうだけど、中学高校でそういう話をして、様々に攻めるモチベーションを持つことが重要な気はする。そのまま続いて、野依良治理化学研究所理事長の話。話がとても明快で聞きやすかった。形式知暗黙知って最近のトレンドな感じだし、『虹の解体』の話とかも、現在の問題にとても近づいている気はした。
次はパネルディスカッション。あれ?って思うような話とか、端的な二元論っぽいところに吸収しちゃうように感じる話もあったけど、黒川清日本学術会議会長の話とか、立川敬二@宇宙航空研究開発機構理事長の話は面白かった。色々あるけど、感動のセンスという話は非常によろしい感じでした。どういう社会を作りたいのか?という問いかけも、これからの自分にとっては大きなものになった感もあります。
あと、このフォーラムの前に仕事の用事とかもあって、そこでも色々と話をしていただけに、逢坂恵理子@水戸芸術館現代美術センター芸術監督さんの知のネットワークとか、個人ではなくチームという話は、重なるところがあって、やはり現代的な課題はあちこちで重なるものだなと痛感。