googleの正体
- 作者: 牧野武文
- 出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ
- 発売日: 2010/01/23
- メディア: 新書
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それはつまり、いかにgoogleが一直線に突き進んでいるかということであり、一種、いいとか悪いとかそういう類の問いを超えたところで、ビジネスを両立させながら突き進んでいるというところ。その姿を「二人の十字軍と一人の商人」という言葉で描いたのはよいと思う。
一方で未来についての話はやや大げさかなとも思う。情報/財の消費の在り方は今後大幅にシフトしていくことが予測され、その中では道を謝ればビッグブラザー的な問題が発生する可能性を否定しきることは難しいが、人間の幸せ感という観点では、結局幸せ感は限定的(契機がそこにあることはあっても、一方で限定的なところがある)というのが大きな流れとしては趨勢かなという思いで読んだ。