民主主義が一度もなかった国・日本
舌鋒は鋭いけど、同感な話多し。特に当時の自民党がマニフェスト選挙なんておかしいよねって話は極めて説得力のある話。確かに与党は実績を、野党はマニフェストを掲げて闘うのは普通の姿。また、欧米と比較して、日本における二大政党の対立軸は…という話も面白い話。
言ってることの多くはもっともな一方で、現実の姿の迷走振りが目を覆うばかりだろう。革命は起きたかもしれないが、不幸せな革命だってある。民主党はもっともっとまともになって欲しいもの。環境面、子ども手当などは特に異論なく、このままぜひやって欲しいものと思っている(当然、所得制限なんかはなしで!)。
一方で自民党のダメさ加減は随分言われているが、言われても仕方ない状態。相当振り切らないと復活は難しい。そうでないとただのノスタルジーか、反動にしか使われなくなるだろう。
- 作者: 宮台真司,福山哲郎
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/11/26
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