不確定性ということ

という訳で購入して読書中。いま、上巻を読み終わったところだけど、これは面白いかも!大学のときに勉強した科学哲学とかを思い出す感じです。
極めて当然のことながら、論理学の世界の真偽という話は、現実世界に即したものでないことが多い。ただ、それはそういうものだと淡々としすぎると、本来はそこまで信頼してはいけないはずのものを信用してしまうことになる。どの程度まで徹底した懐疑主義でいくかというのも、当然に正解はない世界で、妥当な地点を探る活動が必要。

訳もなかなか気が利いてて楽しい。

でも彼が大げさな飛び道具をずらずら並べているのは聞こえる。ヘーゲルフィヒテマルクスプルードンプラトンヘロドトスイブン・ハルドゥーン、トインビー、オズワルド・シュペングラー、ミシュレ、カー、ブロック、フクヤマ、クソフクヤマ、ボケフクヤマ

ちょっとくすりとしてしまう。いや、あるあるって感じで。(ちなみに個人的な意見としては、その大げさな飛び道具にはそれはそれで価値があると思ってますが、要は使いどころとかが大事ってことです。)