貧困

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)

子どもの貧困―日本の不公平を考える (岩波新書)

福岡の旅路のお供に。(読み終わったあとはPOG本見てたけど、、。)
相対的貧困というのはなかなか難しくて、共感をどのレベルで出来るかが、政策課題の遡上にあがるかを決める傾向にあるので、線引きが大事。
ただその中でも子どもは深刻なのは、全体の投資パイも小さい中で、親世代の格差も引きずるということになると、機会公平性に欠けるので、まずは親世代の格差是正の話もあるが、子ども世代への全体パイの増大を課題にしていくのが、第一には近道なのかな、と思ったり。
年金のあれもそうだけど、世代間扶養というのが現実的でなくなってきていて、国の投資原資も限られている中でのいまの投資は非常にいびつな状態なので、もう少しトップもボトムも多い高齢世代には、同世代扶養を考えてもらう必要があるのかなという雑感。
何よりもまずはこれを政策課題の遡上にあげるのが一番難しい話で、そのためにはそういう人たちを当選させる仕組みが必要。仕組みとはつまり、投票ムーブメントであります。