明日、君がいない

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「明日、君がいない」を見てきた。雑誌でも、webでも、「エレファント」との比較が出てたけど、比較は無意味だと思う。明らかに方向性が異なっていて、似てるのはゴールが最初に見えてるだけ。
それは置いておいて、全体的には面白かったけど、数点。若干ネタバレ気味。
1点目。
彼らが高校生で、「古きよき」価値観の元にいたとしても、人によって、悩みのレベルがすごい違う…。もちろん、悩みなんて、そんなものなのだけど。高校生なんて、「心に茨を持つ少年」がたくさんいる時代なのだから。
2点目。
教師は何をしてるんだろう。海外の学校は分からないし、カウンセラーがいることは分かったけど、障害やゲイというものに、何も配慮してなかったのだろうか?特に前者。完全に教師として失格だろうと思った。無論、それが「現実」であることを描いたのかもしれないけど、そうか、と。
最後の切り口はなかなか好き嫌いが分かれるところだろう。僕は嫌いではなかった。それにしてもストレートな表現だった。正直、見てられないひとはたくさんいると思う。ただ、敢えて許されるならば、あの悶え方こそが「現実」なのだろう。