世界が仰天

世界仰天ニュース?とかいう番組をたまたま見て。韓国人の夫婦の話が出てた。記憶喪失と2人の男性。そして2つの家庭…。ほんと、ドラマのようだ。過去の家庭、過去の男性には、やはり歴史というか時代というか時間を感じる。その共有できない過ぎ去ったときの重さは、計り知れない。いまだに人間には時間を操れない。その当たり前のことが、響いてくる。
それから、ビリー・ミリガンのことも出てきてた。ダニエル・キイスの本はさらっとしか読んでないけど、結局、精神というものが改めてよく分からないまま終わったというのが正直な感想だった。ま、分からないのは当たり前なのかもしれないが。結局、人間はこういうときに無力だ。
それとこれは本題から外れるし、見た番組では取り扱ってなかったけど、ビリーに対する処遇(精神病院内等)など、多くの課題が残ったことも忘れてはいけない。『ブラックジャックによろしく』とかでも社会との関連?は騒がれたりしたけれど、冷静な視点を持つことが必要(であると同時に難しすぎる課題でもある)な印象はある。ま、雑感に過ぎないのだけど。やっぱり人間はよく分からない。

24人のビリー・ミリガン〈上〉 (ダニエル・キイス文庫)

24人のビリー・ミリガン〈上〉 (ダニエル・キイス文庫)