2つ目の窓
テアトル新宿にて。印象的なのは、風や波の音、映像、そして表情。ぼそぼそとした言葉、語られないけど視線の先に見えそうなもの。
一貫したテーマの中でも、今回は海が対象なので、余計に音や映像による表情の違いが際立つのかも。
東京の父親もいい味出してました。決して矛盾はしないが、交差しきらない点。男の子とヒロインの間も、必ずしも完全に収束しきったように見えないけど、つながった点がよかったですね。
最後に。島唄の「いきゅんにゃかな」がすごく素敵。
あなたはどうしても行くの
私を忘れて
行ってしまうのですか?
あなたが逝ってしまったら
私はどうすればいいの?
逝ってしまう方もつらいのよやっぱり逝ってしまうのね?
遠い島にそうやって
もう行かなきゃ
千年 万年
長生きしたいです
もちろんそうしたいのですよ
追記
山羊の屠殺は出エジプト記を最初は連想したけど、ちょっと違うかなと思い直した。そう当初思ったこと、思い直したことを忘れないようにメモ。