贈与の歴史学
- 作者: 桜井英治
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2011/11/24
- メディア: 新書
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贈与といっても色々で、中世においてはいわゆる功利的な、損得勘定の意識のあるものが多かったようでそれに関わるような記述が多い。またそういう点が進んでいくと、一種の「役得」になったり、もしくは義務的、もしくは実態はとにかく「渡すこと」が重要になったりしてくる点が面白い。
欧米においても贖宥状みたいな、功利的な目線でお金を巻き上げたりとかはあるものの、やはり日本の方がいいか悪いかはともかく、生活感が妙にある感じがするのは、自分自身が日本人なのでしょう。