ised 情報社会の倫理と設計
- 作者: 東浩紀,濱野智史
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 単行本
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- 作者: 東浩紀,濱野智史
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 単行本
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↑の書籍化。ようやく、、という感。聞いたときはとても驚いた。
当時も確か一所懸命に議事録を追っていたようにも思うけど、改めて購入し、そのボリュームと、話題の変わらなさに驚くばかり。
いま、webサービスを語れば必ず出てくるものがまだなく、個人サイトのボリューム感もいまとは相応に違う中でも、手を変え品を変え、根源的な問題はあまり先に進んでいないことにも気づく。
その中の一つの話題はネット上における私的/公的空間の問題だし、それはいま、さらに中間的な空間が増え、見えづらくなっている。最後のボーナストラックでは、Twitterの登場について語られているけど、Twitterはこの傾向を示しているだろう。逆にTwitterによってストックが弱くなっていく事は、場の変化ももたらしていく。(周辺サービスの充実により、あまり関係なくなってきているけど)そういう問題を考える補助線として、このときの議論はとても参考になるし、いま読んでもかなりテクニカルタームが多くて勉強になる。
普通にこの値段は破格。安過ぎといってもいいと思う。かなり読み応えあり。まだ僕は倫理篇だけ読みおわりました。これから設計篇を読む。