これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
- 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/05/22
- メディア: 単行本
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テーマは多くあり、中でもリベラリズムとコミュニタリアニズムの話が一つのつながったテーマだが、やはり個人的には、その中でも自己所有権の問題が最も興味を持つ。ここから派生する具体的な問題は脳死や臓器提供、妊娠中絶、代理母といった命の選択の問題などであり、いま最も宙ぶらりんで非常に難しいテーマ。
本書の中でもインドで妊娠することで稼いでいるひとの例などがあげられており、複雑な思いで読んだ。こういう本がかなり売れているとのこと。みんな、どのような思いで読むのだろうか。