ポストモダンの共産主義 はじめは悲劇として、二度めは笑劇として
ポストモダンの共産主義 はじめは悲劇として、二度めは笑劇として (ちくま新書)
- 作者: スラヴォイ・ジジェク,栗原百代
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/07/07
- メディア: 新書
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民主主義は最高ではないが、最悪ではない、、徐々に改善されるに違いない、という願い。「未完のプロジェクト」、「歴史の終わり」という世界観で語られるモダニティへの期待。そういうものに背を向ける主張であります。
ともあれ、ある意味でコミュニズムをなかったことにしがち(資本主義か?社会主義か?)になりがちな話の中では、それなりに面白がって考えることの出来る本です。
しかし、この金太郎飴的な多産具合でかつ、文章が面白いっていうのは、相当な才能だな、、と思う。。