社会学入門―人間と社会の未来 見田宗介
東京行きのバスの中で、眠くなるまで読書。全部は読み終わってないが、相変わらずのテイスト。蛸壺化していなくていい感じや。
「近代」の時間の細かさ。見えないけど「在る」次元の話。ちなみに「関係の絶対性」は本文でも出てくる通り、吉本隆明の『マチウ書試論』より。僕はなんだかんだでこの章が好きかも。っていうか、この章に当たるところは、どこかで見覚えが。前にどこかの雑誌かなんかに乗ってたんかな。。
ちなみにこれ読む前には『現代社会の理論』読んでからのほうが面白いかも。どちらも読みやすいのはオススメ。
目次
序 越境する知―社会学の門
1 人間の学/関係の学
2 社会学のテーマとモチーフ
1 鏡の中の現代社会―旅のノートから
1 <自明性の罠>からの解放
2 「近代という狂気」
3 見える次元と見えない次元。想像力の翼の獲得
2 「魔のない世界」―「近代社会」の比較社会学
1 花と異世界。「世界のあり方」の比較社会学
2 色彩の感覚の近代日本史
3 <魔のない世界>
4 ツァウベルのゆくえ
3 夢の時代と虚構の時代―現代日本の感覚の歴史
1 「理想」の時代―プレ高度成長期
2 「夢」の時代―高度成長期
3 「虚構」の時代―ポスト高度成長期
4 愛の変容/自我の変容―現代日本の感覚変容
1 「共同体」からの解放
2 時代の基層の見えない胎動
3 リアリティ/アイデンティティ/関係の実質
5 二千年の黙示録―現代世界の困難と課題
1 黙示録の反転。「関係の絶対性」の交錯
2 勝利の方法。社会の魅力性
3 黙示録の展開。「関係の絶対性」の向こう側はあるか
6 人間と社会の未来―名づけられない革命
1 S字曲線。「近代」の意味
2 人間の歴史の五つの局面。「現代」の意味
3 現代人間の五層構造
4 名づけられない革命
補 交響圏とルール圏―「自由な社会」の骨格構成
1 「シーザーのものはシーザーに」
―魂のことと社会の構想
2 <至高なもの>への三つの態度
―社会の構想の二つの課題
現代社会の理論―情報化・消費化社会の現在と未来 (岩波新書)
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追記。
いま読み終わった。参考文献一覧見てたら、第5章は論座をつかってるみたい。たぶん、僕が読んだのは論座の文章かなぁ。
第6章「名づけられない革命」は読んでいて、ガイアシンフォニー第1章のラッセル・シュワイカートのいうコズミックバースとリンクしてきていた。ちょっと整理ついてないので細かく書けないけど、そろそろ胎児は母体の外に出て、弟(妹)に譲るべきだというところなのかもしれない。